検討のために何人かの先生の模擬授業を受けてみた。すると佐藤先生は私と同じ文系で、生徒さんにも文系の方が多いことを知った。先生は文系の理解の仕方に即してそれぞれの場面解説や理論づけなどをしてくださるため、厚みのある理解ができるようになる。まるでお経のように意味不明に思えた法文集も、先生の解説を聞いた後だとなんだかすらすら読めるようだ。しかも佐藤先生は授業前後に無料のゼミを開講するなど、非常に生徒さん思いである。よし、先生のもとで頑張ろう。ネットでの支払い場面まで進んだが、最後に確定ボタンを押す前、やはり躊躇してしまった。金額のことである。知ってのとおり、LECの弁理士講座は決して安い買い物ではない。それでも、ここで決断しないと、私は変わることができない。私は変わるのだ。いつもは海外代理人とのミーティングで特許の専門的内容がわからず石のように固まっているが、これではいけない。知識を身につけて、弁理士である海外代理人と対等に話ができるようになるのだ。代理人を失望させることなく、むしろあっと言わせるのだ。そして私もプロ中のプロになって、世界を股にかけて活躍するのだ。覚悟を決めて、ボタンを押した。[折りたたむ]
検討のために何人かの先生の模擬授業を受けてみた。すると佐藤先生は私と同じ文系で、生徒さんにも文系の方が多いことを知った。先生は文系の理解の仕方に即してそれぞれの場面解説や理論づけなどをしてくださるため、厚みのある理解ができるようになる。まるでお経のように意味不明に思えた法文集も、…[続きを読む]