選択科目総整理講座『講座の特長』について

●租税法（橘田講師）

【実務家登用試験】
司法試験で求められている能力は「事件処理能力」です。つまり、「事実→条文→文言→規範(要件・効果・適用範囲)→根拠→基準→評価・あてはめ→反論・対立点」といった一連の事件処理の流れを、事件ごとに条文を使って処理することです。論証や定義を覚え、書き方を練習するために答案を書き散らかすことではありません。もっと言えば、事件処理をするためには、ある程度の「思考力」も必要となります。このような、「事件処理能力」「思考力」といった合格のために必要な要素を、全24時間という極めて限られた時間の中、租税法の「条文」を中心に講義していきたいと思います。なかなか合格できないという方にこそ受講していただきたいです。

【租税法】
司法試験における租税法は、所得税法と法人税法の一部にほぼ限られ、また過去問で繰り返し出題される範囲もほぼ決まっているため、短期間で集中して勉強するのに適した科目であり、安定して得点することも期待できる科目です。ただし、税金というイメージのし難い分野であるため、興味が持てない受験生にはあまりお勧めできないかもしれません。ただ、何度も言うように、司法試験で求められているのは実務家としての基本能力であり、それが条文を使って事件を処理する能力であるとすれば、いかなる科目であったとしても受験生としてやるべき事件処理の根本は変わらないと言えます。私の講義では、租税法に特化して効率よく教えるというよりも、条文を使って事案を処理するという基本の大切さを、租税法の基本書を介して皆さんに叩き込むことを目的としています。私の講義を受けることによって、受講生の皆様が合格に一歩でも近づけるよう、私も一緒に頑張ります！

回数

全8回（24時間）

タイムテーブル

講義 85分→休憩 10分→講義 85分

使用教材

別売教材

佐藤 英明 『スタンダード所得税法』〔第3版〕(弘文堂、2022)4,400円(税込)

渡辺 徹也 『スタンダード法人税法』〔第3版〕(弘文堂、2023)3,520円(税込)

＜推奨六法＞
中里 実ほか『租税法判例六法』〔第5版〕（有斐閣、2021年）

※各自でお買い求めください。

担当講師

橘田 貴充 講師

駿河台大学法科大学院 修了。弁護士。橘田法律事務所代表。一般民事事件、一般刑事事件、入管事件、国際法務、企業法務、法人税の確定申告、消費税の確定申告など幅広い分野で活躍。多くのメディアにも出演。
橘田法律事務所

スケジュール

Web・音声DL配信開始日／教材発送日

2024年7月22日（月）

Web・音声DL配信終了日

2025年9月30日（火）

受講料

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